「iDeCo」(イデコ)とは個人型確定拠出年金の愛称です。
厚生労働省が個人型確定拠出年金の愛称募集を実施し、応募総数4,351件の中から、 愛称選定委員会により選定され、確定拠出年金普及・推進協議会で決定されました。
応募者は、英語表記の「individual-type Defined Contribution pension plan」からこの名称を考えられたそうで、可愛らしくて親しみの持てる愛称に決まったように思います。
個人型確定拠出年金(iDeCo)3つのメリット
iDeCo(イデコ)の掛金は、全額が所得控除の対象です。年末調整・確定申告の際に掛金を控除する事によって、あなたの納める所得税、住民税は今よりも安くなります。
iDeCo(イデコ)の積立金は、用意された運用商品をあなたが自由に選んで運用します。運用によって得られた運用益は全額非課税となります。つまり将来に備えた蓄えを、非課税の状態で運用することが可能です。
個人年金保険では、受け取り時に年金が雑所得とみなされるため、所得税がかかりますが、iDeCo(イデコ)では、年金で受け取る場合には公的年金控除が適用され、一時金の場合は退職所得控除が適用なります。例えば、30年間積立てた場合、最大で15,000,000円まで、一時金が非課税となります。
さて、これからの時代、若い人でも将来のことを考えて行動することが求められています。
20代の人に、「老後の準備が大切です!」と言ってもなかなかピンと来ないかもしれませんが、自分自身の将来を考える延長線上には、誰しも「老後の生活」がある訳で、長期的に将来のことを考えれる人というのは、計画的にライフプランを実行し、豊かで充実した人生を歩める可能性が高い人なのではないかと思います。
若い人達が「確定拠出年金」に加入することは、日本人が得意としていない「投資」に触れる良い機会にもなると思います。
まずは小額からでもいいので実際に自分で投資をしてみることで、マネーリテラシーが高まり、結婚や子育て、家の購入など、その後の人生における様々な出来事にも必ずプラスになるはずです。
来年の1月からは、これまでは加入が認められていなかった「公務員」「専業主婦」の方々も、個人型確定拠出年金に加入することができるようになり、ほぼすべての現役世代で確定拠出年金に加入できるようになります。
この機会に、しっかりと制度の中身を理解した上で、確定拠出年金への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
確定拠出年金について、さらに知りたい点やご質問などがありましたら、お気軽にご相談ください。
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